WebPayは、2013年にサービスをリリースした開発者向けのクレジットカード決済サービスで、これまで複雑で難しかったネット決済のシステムを使いやすい決済APIとして提供しています。
なので、WebPayの詳しい仕組みや使い方、手数料などについて知りたいのではないでしょうか?
また、WebPayの安全性や実際に使った方の評判についても気になりますよね。
そこで今回は、WebPay(決済)の使い方や仕組みや手数料、評判や安全性についても詳しくお伝えしていきます。
目次
WebPay(決済)の仕組みは?手数料についても
WebPayは、2013年にサービスをリリースしたウェブペイ株式会社が設立する開発者向けクレジットカード決済サービスです。
それまで、ネット決済のシステムは複雑で難しく、しかも導入費が発生するのでプログラミングが苦手な事業者などはなかなか導入できず課題の一つとなっていました。
ところが、WebPayを始めとしたネット決済サービスは、導入費もかからず、システムもシンプルで使いやすいので注目を浴びているんですよね。
そんな中、WebPayは、決済手数料は2.69%~と安価で、さらに2014年8月以降は処理手数料が完全無料になったそうです。
そして、安くて導入が簡単なカード決済サービスにはPayPal、Yahoo!ウォレットFastPayや、SPIKEなど色々あるのですが、WebPayは開発者にとって優しく柔軟に実装ができたり、5大カードに対応していたりと、使い勝手が良さそうです。
ちなみに、対応可能なクレジットカードは、Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubの5大カードブランドに対応しているのでありがたいですよね。
また、テスト環境の利用は全て無料なので、なかなか良いカード決済サービスが見つからないという開発者の方は、試しに使ってみると良いでしょう。
WebPayの仕組みは?
WebPayは、次の通り2つのプランがあり、クレジットカードの種類によって手数料が異なります。
そして、ライブラリに用意されている言語は、curl、Ruby、PHP、Java、Python、Node.jsの5つがあるので、適切なものを選択して使用しましょう。
それから、APIドキュメントには、
・課金(Charges)
・顧客(Customers)
・トークン(Token)
・定期課金(Recursions)
・イベント(Events)
・アカウント(Account)
のオブジェクトが準備されています。
ちなみに、テスト環境は、WebPayのHP上で試すことができ、模擬用のクレジットカード番号も各ブランド毎に用意してあるので、本番と同様に設定することができます。
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WebPayの使い方は?評判や安全性も
それでは、テスト環境の手順を見ながら、WebPayの使い方を確認しましょう。
1、 WebPayのwebサイトのトップページを開き、「テスト環境を利用する」をクリックする。
2、 必要情報の入力
新規登録情報として、メールアドレスとパスワードを入力し、登録してください。
3、メールを確認し、登録完了する。
4, WebPayでは、テスト環境で使える模擬クレジットカード情報を準備しているので、この情報を使って、課金処理をテストしてみましょう。
これでイメージがつかめたら、本番環境で実装するだけでOKなので、トップページに戻り「今すぐ試せる」ボタンを押して同じ手順で設定を行ないましょう。
WebPayの評判や安全性は?
WebPayは、スタートアップや若手の開発者に評判が良く、実際に導入した方からもその導入のしやすさに対して「こんなに簡単で良いのかと感動した」「開発者目線で考えられていて、APIドキュメントも簡潔で分かりやすく、1時間程度でできる」などと高い評価を得ています。
そして、WebPayでは開発者から預かったクレジットカード情報を安全に取り扱えるよう、セキュリティ基準への準拠、セキュリティテストの定期的な実施を行なうなど、クレジットカード情報を安全に守るための取組みを続けています。
それから、セキュリティ基準への準拠というのは、PCI DSSといって、クレジットカード情報漏洩防止の国際セキュリティ基準で、300を超える用件を、WebPayでは全てクリアしているというので、安心ですよね。
また、WebPayでは課金の際に上の図のような仕組みでトークン決済の機能を使うことで、クレジットカード情報を保存、処理、伝送することなく、クレジットカード決済を利用できるようになっています。
そのため、利用者のサービス側で情報漏洩のリスクが軽減されるんですね。
そして、クライアントサイドでは、クレジットカード情報を購入者から直接WebPayとやりとりを行い、代替の情報(トークン)に変換することで、利用者のサーバーやネットワーク上で生のクレジットカード情報が伝送、処理されないようにできます。
また、サーバーサイドに一度保存されたクレジットカード情報は顧客情報に結びつけて保存することができ、該当の顧客のIDを控えておくことで、後から何度でも保存されたカードに対して決済を発生させることが可能です。
WebPayとPayPalの違いは?
WebPayと似たような料金体系として海外発のサービスにはPayPalがありますよね。
そこで2つの費用を比較してみると、月額費用は無料で、請求額の3.6%+40円なので、PayPalよりWebPayの方が安いです。
ただ、2社の圧倒的な差は金額ではなく、導入のしやすさにあるようで、WebPayは開発者目線で考えられて作られていて、APIドキュメントも簡潔で分かりやすく、実際には1時間程度で設定ができてしまうそうです。
それから、管理画面ではこのように、課金履歴、顧客情報を見ることができるのですが、とても見やすいと評判が高いようですね。
一方、PayPalの方は、様々な決済パターンがあって何を使っていいか迷ってしまいますし、ドキュメントもバラバラで、URLもリンクが切れていたりと、整理されていなくて分かりづらいようです。
極めつけは情報が基本的に英語であることで、英語が読めない人には解読にも時間がかかってしまうので、大変なんですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、WebPay(決済)の使い方や仕組みや手数料、また、評判や安全性についても詳しくお伝えしました。
WebPayは開発者向けのネット決済システムで、決済手数料は2.69%~と安価で導入もしやすく、5大カードにも対応していて、HP上でテスト環境を使用し、試してから実装ができるので便利なんでしたね。
そして、WebPayではクレジットカード情報漏洩防止の国際セキュリティ基準のPCI DSSにも準拠しているので安全性が高く、トークン決済の機能を使用することでクレジットカード情報の漏洩のリスクも軽減できるとのことでした。
それから、似たサービスでPayPalがありますが、手数料の安さだけでなく、簡潔なAPIやダッシュボードの管理のしやすさなど、様々な面でWebPayの方が評価が高く、若手の開発者などにも評価が高いようなので、気になる方は是非、使ってみて下さいね!
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